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第18回大分県ビジネスプランGP優秀賞受賞!衛星データを活用した「船舶ピタットプロジェクト」

2021.03.04

 大分県と大分県産業創造機構で「県内産業の活性化」と「ベンチャー企業の創出」を図るために平成15年度から開催している大分県ビジネスプラングランプリというコンテストの優秀賞に、国東市にあるニュージャパンマリン九州株式会社の衛星データを活用した「船舶ピタットプロジェクト」が選ばれました。

 

 

 今回、優秀賞を受賞したニュージャパンマリン九州株式会社の取り組みとともに衛星データ活用のきっかけについてご紹介します。

 

 ニュージャパンマリン九州株式会社は、大分県の国東市にありプレジャーボートなどの設計・開発から製造まで一貫して行う会社です。
中でも、カタマラン型(双胴型)という特殊なプレジャーボートは国内で唯一、製造を行っています。

 

 今回、ビジネスプラングランプリでは、製造しているプレジャーボートに誤差わずか数センチ単位で位置情報がわかる準天頂衛星システム「みちびき」の受信機を3台搭載し、船舶をピタッと着岸させるシステムを応募されました。

 

 風や波の外乱を受けながらの着岸は難しく、高度な技術が求められますが、数センチ単位で位置情報が分かるみちびきの受信機を搭載することで、誰でも自動でピタッと着岸することができ、慣れていない人でも安全かつ簡単にボートを着岸させることが可能になります。

 現在は、製品化を進め、販売や横展開に向けて準備しているそうです。

 

 このシステムを開発した山本取締役社長は、数十年前から「ピタットプロジェクト」について構想し、試行錯誤を続けてきたそうですが、技術と価格の壁が立ちはだかり実現には至っていませんでした。

 しかし、2年前に大分県産業創造機構が主催した「みちびき」のデータを活用するセミナーに参加したことをきっかけに「衛星データが使えるのでは?」と、このシステムを開発を始めたそうです。

 

 

 このように衛星データは様々なところに活用できる可能性があります。

「もしかしたら自分が持っている悩みや課題が衛星データを使うことで解決できるかもしれない」という気づきが、今回のシステム開発、受賞につながっています。

 

 大分県内では、ISTS開催の決定や大分空港を宇宙港として活用への取り組み、宇宙ビジネス創出推進自治体に認定されるなど、宇宙に関連した多くの取り組みがされています。

 ニュージャパンマリン九州株式会社に続き、大分県内から今後さらに衛星データ等を活用した事業が生まれてくることが期待されます。

 

 改めて、ニュージャパンマリン九州株式会社ほか、ビジネスグランプリを受賞された皆様おめでとうございます。