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【参加報告】 おおいた宇宙港EXPO~めざせ宇宙産業の足がかり大分県の食と観光~

2021.09.01

2021年7月10日(土) 大分市内ホテルにて(公社)日本青年会議所九州地区大分ブロック協議会主催による「おおいた宇宙港EXPO~めざせ宇宙産業の足がかり大分県の食と観光~」が開催されました。

 

大分空港がアジアで初の水平型宇宙港として選ばれ、最速で2022年に打ち上げが予定されています。そんな中、宇宙港を軸とした「食」や「観光」をはじめ、宇宙関連ビジネスや関連産業への広がり、地域活性化を考えることを目的として開催されました。

 

(公社)日本青年会議所九州地区大分ブロック協議会 国家グループ副会長 渡邉浩晃氏より、『大分の玄関口である大分空港が今度は宇宙への玄関口となる!このイベントを通じてビジネスヒント・チャンスをつかんでしてほしい』という力のこもった開会挨拶とともに会がスタートしました。

 

隣接会場の展示ブースでは大塚製薬様の月面到達プロジェクトに関するパネル展示や、宇宙航空研究開発機構JAXA協力による、宇宙食の展示が行われ会場を盛り上げました。

 

 

(大塚製薬様の展示ブース)

 


 

(JAXA様宇宙食ブース)

 

 

パネルディスカッションは4部構成で実施され、一般社団法人 おおいたスペースフューチャーセンター専務理事の高山久信様がモデレーターとなり進められました。

 

第一部では「なぜ今、宇宙港に取り組むのか?」と題し、大分県商工観光労働部 先端技術挑戦課の佐藤元彦氏が登壇しました。
大分県としてスペースポートについて「打ち上げに直接関わる産業の創出」「観光プログラムの創出」「宇宙に関連した新ビジネスの創出」の3つを核とした経済循環の構築を目指しています。
また、宇宙飛行士や宇宙を支える人、宇宙を切り口にいろんなことにチャレンジしていく子供達を育てたいとビジネスだけでなく教育の分野への発展についてもふれました。
 

(佐藤氏と高山氏)


 
2部ではスパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社の大貫 美鈴様がご登壇。「宇宙港開講後に大分県がもとめられていることとは?」と題し、ディスカッションがすすめられました。
現在、政府に加え、民間も宇宙事業に多数参入してきており、宇宙産業はこの先ますます大きくなることが予想されているとのこと。宇宙事業は次の産業革命がおこりうる場所、あらゆる産業につながる新たな事業が生まれ、様々な分野にチャンスや可能性があるとのことでした。
宇宙港が出来ることによって世界から技術者や観光客など多数の来県が予想され、迎える側として大分に来て良かったと思えるような+α 地元の特色のある産業、日本の技術、文化的なことが体験出来るものを提供できればよいのではとの提案を頂きました。

(大貫氏(左))

 

3部は「民間企業が宇宙と繋がる具体的な取組について」と題し、大塚製薬株式会社の浅見慎一様より、民間企業初の月面到達プロジェクト「LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT」の取組をご紹介頂きました。このプロジェクトは世界中の子どもたちから集めた夢を特殊プレートに刻み、ポカリスエットの粉末とともにタイムカプセルにして月に向けて打ち上げるという夢のあるプロジェクトです。日本の中小企業の力を結集した事業で、民間初のロケットで月面着陸をめざしているそうです。

(浅見氏)

 

 

そして最後のパネルディスカッションでは宇宙航空研究開発機構(JAXA)/一般社団法人SPACE FOODSPHERE 菊池優太様より、「宇宙食に挑戦、未来の宇宙での食生活について」と題し、宇宙食の現状や可能性についてお話を頂きました。
宇宙事業の中でも衣食住は重要な役割を果たすとのこと。とりわけ宇宙食は300種類メニューほどあり、日本食は47品目が認定されており、宇宙の日本食は人気である。宇宙食は地上での災害時にも活用できるなど、デュアルユースも可能であるため、地球と宇宙と共通する課題を見つけ、ビジネスにつなげていってはどうか等提案を頂きました。

(菊池氏)

 

当日の様子は下記URLから視聴できますので、是非ご覧ください。
URL:https://youtu.be/SevFz0JB6y8

 

宇宙港EXPOに続き、日本青年会議所大分ブロック協議会では、宇宙港を軸に「未来構想会議」と題し2つのワークショップを開催しました。
一つ目は、7月12日(月)に立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生が宇宙港活用についてグループワークを行いアイデアを出しあいました。「宇宙港」から想像される新しいアイデアを考えてもらい、参加者で共有、そのアイデアを踏まえつつビジネスに関連するものを考え、参加者で発表、共有を実施しました。

(ディスカッションするAPU留学生)

 

続いて8月2日(月)には大分空港のある国東市の国東市商工会青年部のメンバーにてワークショップが開催され、宇宙港ができる地元の青年経済人として、宇宙港を起点とした地域活性化の案や要望、希望することなど意見やアイデアを出し合いました。

 
 

(アイデア創出する国東市商工会青年部メンバー)

 
 
宇宙への玄関口となる「大分空港」。
宇宙港EXPOを通じて成長産業である宇宙産業への新たな可能性にふれ、様々な場所で新たなビジネスチャンスの創出を考えるきっかけが生まれています!