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【開催報告】おおいたそらはく

2022.03.18

令和4年2月26日(土)~27日(日)に別府ビーコンプラザで「第33回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)大分別府大会」開幕前の地元イベントとして「おおいたそらはく」を開催いたしました。

 

初日のテーマは「大分と宇宙の未来へ」。
流れ星のかけら、宇宙の塵が発見された大分県津久見市の網代島を題材とした楽曲「STARDUST MEMORIES in Ajirojima」などを津久見樫の実少年少女合唱団が清らかな声で歌い上げ、開会宣言とともに幕が開きました。

 

基調講演では大西卓哉JAXA宇宙飛行士(オンライン参加)より、宇宙の魅力や国際宇宙ステーション滞在中に実施したミッションの紹介、無重力空間について動画を交えながらお話頂きました。質疑応答では、「こっちも当ててほしい!」との声が上がるほどの大盛況でした。

 

続いての基調講演では、第33回ISTS実行委員会組織委員長そして東京大学航空宇宙工学専攻教授である中須賀 真一氏より「宇宙開発利用と宇宙産業の新潮流」と題し、宇宙産業の新しい動きと将来についてお話しいただきました。

 

大分県ではSTEAM教育や衛星データを活用したセミナーを実施しています。その成果発表として県内の高校生のチームによる、藻類の一種「ミドリムシ」を活用した宇宙ビジネスの提案や、県内企業による衛星データを活用したビジネスの発表が行われました。その後「サステナブルな地球と宇宙開発利用」について、中須賀組織委員長と成果発表者らによるディスカッションも行われ、中須賀教授から高校生に対して、直接、アドバイスが送られるなど、貴重な機会となりました。

 

日が暮れた後も「おおいたそらはく」の熱気は続きます。
夜の部は、宇宙飛行士 山崎 直子氏をファシリテーターに迎え、中須賀 真一氏と株式会社IoZ代表取締役社長吉田 柳太郎氏との3人で「映画の中に現れる宇宙」について県民座談会が行われました。「宇宙から来た隕石が地球に衝突しそうになったら?」「宇宙人が地球に来たらどうコンタクトする?」など7つのテーマごとに、映画の中で描かれる宇宙について3人で放談し、宇宙の魅力に包まれた中、初日のイベントが終了しました。

 

 

 

2日目は「スペースポートサミット2022」 として、宇宙飛行士でもあり、(一社)Space Port Japan代表理事でもある山崎 直子氏の挨拶からスタートしました。

 

特別セッション「大分県における宇宙港の取組」では、大分県より、商工観光労働部部長 高濱航氏や、大分空港での水平型人工衛星の打上げの準備を進めているVirgin Orbit 社シニアディレクターのMonica Jan氏(米国よりオンライン参加)より大分県での宇宙港の取組についてお話しました。

 

基調講演では(一社)Space Port Japan の青木 英剛氏が登壇し国内外スペースポートの現状等についてお話し頂きました。続いて日本各地や民間企業のスペースポートや宇宙事業への取組についてパネルディスカッションが行われ宇宙事業の新たな可能性を感じ会場は熱気に包まれました。

 

また、会期中会場内では、お子様向けに、「バーチャル宇宙飛行士選抜試験体験会」や「クラフトロケット工作・体験コーナー」など、宇宙を身近に感じるイベントも多数開催しました。

 

エントランスではJAXAのブースが設置され、宇宙服や宇宙展示、床面に貼られた大分市と別府市の衛星データ写真を食い入るように見つめる来場者の姿も印象的でした。

 

加えて、大分県内の先端技術の取組紹介として県内で量産されているアバター(newme)の操作体験やロボットの走行、企業パネル展示、STEAM教育等に関する展示も行われ会場を盛り上げました。
 

「おおいたそらはく」期間中に大分県が米国Sierra Space社、兼松株式会社と、大分空港を米国Sierra Space社の宇宙往還機Dream Chaser®のアジア拠点として活用するための検討を進めるパートナーシップを締結することが発表され、今後の大分県での宇宙への動向に更なる注目が集まりそうです。

 

当日ご参加していただいたみなさまへ
 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止について、マスク着用、検温等多くのお願いにご協力いただきありがとうございました。
皆様にご協力いただいたおかげで、イベントを無事終了することができました。